DPAのドローン認定資格も取得しよう
最終更新日 2023年3月14日
監修・著者 株式会社しごとウェブ編集部
有効な証明となり得る民間資格
資格や免許がなくても、室内や一定の条件を満たした環境ではドローンを操縦することができます。しかし、DPA(ドローン操縦士協会)が提供するドローン操縦士の資格は、法整備が整っていない現状において、有効な証明となり得るポテンシャルを秘めた民間資格となっています。
このドローン操縦士協会は2016年に設立され、ドローンなどの無人航空機に関する技術や知識の普及、資格認定事業、ドローン練習場の運営などを行っています。ドローン事業の創生期とも言われる現在の日本で、最も規模の大きいドローン協会として存在感を示し、関連会社や認定するスクールの開校数も著しい成長を遂げていると言われています。
DPAが認定する資格には「操縦士資格」と「インストラクター資格」の二つがあり、それぞれ回転翼航空機の飛行に必要な基礎知識と操縦する基本技術を認定するものと、回転翼航空機の実地を講習するための技能と、座学・実地を講習する際に必要な基礎知識を認定する内容となっています。現在は「ドローン整備士資格」が設計中であり、ドローンを安全に飛行させられるように整備するための知識や技能を有していることを認定する資格が準備中となっています。
操縦士資格の場合
申し込みの条件は、
・15歳以上であること
・視力が両目0.7以上、片目で0.3以上であること(メガネ、コンタクト可)
・色の識別に問題がなく、赤色、青色、黄色の識別がはっきりとできること
・10時間以上のドローン操縦経験を有していること
・DPAが定める一定の学科と技術の試験に合格していること
・DPAが指定するオンライン講座を受講・修了していることとなっています。
現在では、4段階あるうちの一つ目(3級)の資格認定が行われていますが、今後2級や1級、友人地帯での飛行資格制度なども順次提供されていくようです。
インストラクター資格の場合
インストラクター資格の場合、申し込み条件は、
・18歳以上であること
・視力が両目0.7以上、片目で0.3以上であること(メガネ、コンタクト可)
・色の識別に問題がなく、赤色、青色、黄色の識別がはっきりとできること
・上記のドローン操縦士3級の資格を有していること
・50時間以上のドローン操縦経験を有していること
・ドローン操縦士3級の学科や実技、技能講座や試験をすでに受講しているか、その知識を有していることが挙げられています。
これも4段階の認定制度が準備中で、現在は操縦士資格と同じく3級の資格認定制度が提供されています。