ドローン初心者には無線航空従事者検定がおすすめ
最終更新日 2023年3月14日
監修・著者 株式会社しごとウェブ編集部
無人航空従事者試験とは
無人航空従事者試験とは、ドローン検定協会株式会社が提供している無人機についての知識や技能を有していることを証明する、一種の民間資格です。ドローン検定と呼ばれることもありますが、操縦に絶対に必要というわけではありません。
しかし、国土交通省が発表した43の「無人航空機の操縦技能講習を行う民間講習団体」の中に含まれており、この無人航空従事者試験を受けることで、国土交通省のドローンの操縦技術を確認する承認作業が簡略化されます。ドローン検定協会株式会社の関連会社が実際の技能試験も行っており、決して肩書だけの民間資格ではありません。特に、法整備や認知度が安全には整っていない現在において、この資格が唯一の資格となっており、第三者が操縦者本人の技術や技能を評価する上でひとつの指標となっています。
試験の内容
ドローン検定は筆記と実技に分かれています。
・4級は、「無人航空機を安全に運用するために必要な、基礎知識や法的な知識を有していること」を証明する資格です。年6回試験が開催されています。
・3級は、「無人航空機の機体特性や無人航空機の機体特性や、基礎的な操縦技術、無線に関する知識、関連する法的な知識を有していること」を証明する資格です。こちらも年に6回の開催となっています。
・2級は、「無人航空機を操縦、または管理するのに必要な、機体特性や関連技術に関する十分な知識に加え、法的な知識と気象学などについても知識を有していること」を証明します。年6回の開催ながら、こちらはドローン検定3級の合格者であることが必要条件となっています。
・1級は、「無人航空機を操縦・管理し、設計するのに必要な専門的知識を有していること」を証明する資格です。ドローン検定2級の合格者であることが求められます。
2級と3級が最も人気
約13,000人ほどが今までに認定を受けており、2級と3級の取得率や受験数が非常に高いようです。これには実技試験の受験に必要なのが3級の資格であり、2級は3級のより発展した内容であるということがそれぞれの人気の理由となっています。冒頭で見たように、これはあくまで一般の会社が提供している民間資格に過ぎませんが、ドローンに関する免許制度や十分な法整備が定まっていない現在、唯一のドローン操縦技術や知識を客観的に評価する指標で、これからのドローンの使用や発展を考えるとぜひとも取得しておきたい資格です。