大型ドローンは100万円未満で購入可能
最終更新日 2023年3月14日
監修・著者 株式会社しごとウェブ編集部
性能や機能もその価格分だけ非常に高度
業務用に使用することを想定した100万円前後の大型のドローンは、性能や機能もその価格分だけ非常に高度なものが搭載されています。性能を評価する上で指標となるのは、積載重量と飛行時間を加味した扱いやすさです。重いものを運ぶことができればそれだけ用途が広がり、例えば同じ空撮を行うにしても、より高性能なカメラやセンサー、ジャイロ機能を搭載することができます。
重いものを乗せるためには空中に浮くためによりプロペラの回転速度を必要とし、バッテリーの消費量も同時に増えてしまいます。より高性能なバッテリーを搭載しても、現在のところ20分程度が最大重量での飛行限界時間となっていますが、それでも20分の間プロが使用する機材で安定して飛行しながら撮影などの業務を行うことができるため、それが価格に反映されると100万円程度の価格となっています。主に撮影などの業務が想定されていますが、性能追求するとこの価格帯のドローンに行きつくようです。映画の撮影やテレビ・CM撮影などでも使用されており、クレーン車や足場を使用しなくても簡単に撮影できる利便性が評価されているようです。
DJI Matrice600
一例としてDJI社の「Matrice600」をご紹介しましょう。商業用や産業用の用途に特化したこのドローンは、空撮を本格的に行う映画やテレビ番組などでのしようが想定されており、搭載する設備によってはその他の商業用途への活用が可能です。撮影に使用される本格的な機材を搭載しても数十分の飛行が可能で、六つのプロペラを搭載することで安定した飛行を可能にしています。これにより、映像の安定性を高める大型のジャイロ機能搭載したり、重さのあるハイスペックなカメラを搭載しても、実用に耐える稼働時間を確保することができるようになりました。
機体そのものの設計は幾分古いものの、重量のあるものを装備できる点が魅力です。設計の古さはまさにドローン業界のパイオニアという存在感を際立たせていますが、高性能なカメラなどを搭載することで撮影される映像は十分に業務用として成り立っています。価格は100万円には届かず、40〜60万円程度となっていますが、ハードな業務に耐える本格的なドローンの代表的存在です。
まとめ
100万円級のドローンはなかなか手が出るものではありませんが、もし一部の業務の効率化や上級者向けのドローンの扱いの経験を積んだ後更なるステップアップなどのためであれば、情報収集しておく価値があるでしょう。