JUIDAのドローン資格も知名度が高い
最終更新日 2023年3月14日
監修・著者 株式会社しごとウェブ編集部
一般社団法人日本UAS産業振興協議会
一般社団法人日本UAS産業振興協議会の略称がJUIDAで、2015年10月に日本初のドローンの操縦士及び安全運行管理者の養成スクールを設立しました。
ドローンを含めた無人航空機産業の健全な発展に貢献すべく、ドローンに関する知識や操縦技術を普及させること、ドローンの安全な飛行に関して必要な知識を周知させることを目標に活動しています。
国土交通省航空局が認定するドローンについて学ぶスクールのひとつで、資格認定制度を提供することでドローンの安全な運行の普及に努めています。JUIDAが認定する各スクールにおいて科目を修了し、申請手続きを行うことで「無人航空機操縦技能証明証」が交付されます。全国に100校以上の認定校を持つため、どこに住んでいても資格を取得しやすいのが特徴です。手順としては、まずスクールに入校し各カリキュラムを修了、その後JUIDAに入会して証明書を申請する流れとなっています。
スクールで学ぶ内容
JUIDAが認定するスクールは、通常1〜2週間のカリキュラムを用意しています。社会人でも受講できるように配慮されており、夜間授業や土日のクラスなど柔軟な時間帯でカリキュラムを進めることが可能です。「操縦技能コース」では、ドローン飛行の技術や訓練だけでなく、整備や点検方法、応用となる操作方法や関連する法律、自然科学、気象学などについても学習していきます。これらの内容を4日間で修了し、操縦実技試験に挑みます。失敗しても再試験を受けることが可能です。
費用はスクールによって異なりますが、20〜30万円の相場となっています。「ドローン安全運航管理者養成コース」では、安全確保や想定される事故への対処法、リスク管理やアセスメントなどについての講習を受けます。なお、こちらを受講する場合はすでに技能コースの試験をクリアしていることが求められます。同時受講も可能です。ドローン安全運航管理者養成コースの費用は5万円です。
実際に体験すると?
実際に体験した方の口コミでは、実技と座学は半々程度の割合で、4択によるテストや少量の筆記試験があったとのことです。実技では一人10分程度の時間を使ってドローンを操縦士、4日間で2〜3時間程度の操縦時間だったとの報告がほとんどです。
国土交通省の承認条件である「10時間の飛行実績」は満たせないため、別途他の場所で飛行実績を積むことが必要です。機体やヘルメット、宿泊場所などもすべて費用に含まれていることが通常で、機体の操縦はGPSを切って行います。座学に比べると実技が少ないため、知識を増やしたい方にはおすすめの内容です。